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国土交通省東北地方整備局は、青森港(青森市)に寄港したクルーズ船の乗客らの県内での行動について聞いたアンケート結果を発表した。乗客の消費傾向を示す「消費動向」は日本人、外国人ともお土産や買い物への消費が全体の6割を占めた。ただ、外国人の買い物は地元の伝統工芸品などが多く、家電製品や日用品を大量購入する「爆買い」はほとんど見られなかった。また、着物の着付けや神社のお参りなど「体験型」イベントや、地域との交流に最も期待を寄せている状況も分かった。
乗客が寄港時に期待するものは、日本人には「伝統的な祭り」や「自然の景勝地」が5割超と人気だったが、外国人はいずれも2割台にとどまった。一方、外国人には「体験プログラム」「地域の人との交流」が人気だった。
乗客は日本人、外国人とも県内の観光名所を巡る「オプショナルツアー」の参加が6割超と高く、青森市内のほか、弘前城や十和田湖・奥入瀬渓流など市外にも足を運んでいた。一方、自由に行動する「フリー」の乗客は4割未満。行き先はねぶたの家「ワ・ラッセ」や県観光物産館アスパムなど青森市内が大半で、市外への観光が少なかった。
クルーズ船で寄港した外国人観光客の買い物は日用品などを大量に買い込む「爆買い」と呼ばれるものではなく、伝統工芸品などが多かったようです。
自由行動時間にはねぶたの家ワ・ラッセやアスパムを訪れる人が多かったようですが、局所に集中するのではなく青森市全域や青森県全体への経済効果へとつなげていく取り組みが必要かもしれません。